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糖尿病とEDの意外な関係性

糖尿病は、EDと強い関連性をもつ病気です。
実際、糖尿病患者の3人に1人はEDを併発するといわれ、また糖尿病患者はそうでない人に比べて2倍以上ED発症率が高いことも明らかになっています。
とくに40代以降では予備軍も含めると約4人に1人が糖尿病とするデータなどもあり、中高年以上におけるEDの主要因となっています。
糖尿病は、血液内の血糖値が高い状態が続く病気です。人間は食事で摂取した糖質を分解し、ブドウ糖を作り出します。
ブドウ糖は全身に送られ、インスリンの働きにより細胞に吸収されエネルギーとなりますが、なんらかの原因でこのインスリン分泌量が低下したり働きが弱くなるとブドウ糖が細胞に吸収されず血中に溢れるようになる。
この「血液中ブドウ糖濃度が高い」状態が慢性的となったのが糖尿病です。
血糖値が高い状態はからだ中の様々な機能に悪影響を与えます。
そして影響をうける中には「勃起に関する」機能もあるため、EDを併発する場合があるのです。
勃起は「性的な興奮を脳が起こし、その性的な刺激が脊髄神経を通して陰茎に伝わり、陰茎の海綿体に血液が充満する」ことで生じます。
糖尿病により併発する症状は、この勃起の仕組みを阻害をする場合があります。
例えば糖尿病により「神経障害」を併発した場合、性的な刺激が陰茎に正しく伝わらなくなり正常な勃起ができなくなる。
また「動脈硬化」併発時は、血管が十分に拡張しなくなるため陰茎内に血液が充満できず、勃起ができなくなります。
その他にも、併発した「抑うつ症状」などにより精神的原因のEDとなる場合や、「糖尿病治療薬の副作用」によって薬剤原因のEDとなるときもあります。
このように糖尿病はEDを引き起こす多くの因子をもっているため、糖尿病とEDが併発しているような場合、まず糖尿病の治療・改善を行うことが大切となります。
生活習慣を見直すことなどで糖尿病が改善していけば、それがEDの改善にもつながっていきます。

糖尿病だけではない!EDと生活習慣について

「EDは生活習慣病のサイン」といわれることがあります。
代表的な生活習慣病「糖尿病、高血圧、脂質異常症」は神経障害・動脈硬化を引き起こすことがありますが、これらの初期症状は自覚しにくいことが多く、見過ごされがちです。
ですが男性の場合、この症状が「勃起不全」という自覚が容易な形で現れます。
陰茎内の動脈は全身の血管の中で最も細く、動脈硬化などの影響がいち早く現れやすいのです。
このようにEDの症状が現れたとき、それが生活習慣病の初期症状の可能性があります。
もし生活習慣病が原因のEDであれば、生活習慣を改善することでEDを改善していくことができます。
生活習慣病を引き起こす主な要因は「食事」「運動」「喫煙」です。
食事はEDを改善するうえで特に大切です。
血液をドロドロにするような食事は生活習慣病を引き起こしやすいだけでなく、陰茎内の血液充満を妨げます。
バランスの良い食事を心がけ、脂肪を取りすぎないようにしましょう。
運動不足は、血行不良を引き起こし、さらには筋肉量が減るため男性ホルモン「テストステロン」分泌量を減少させます。
ジョギングなどの適度な運動はもちろん、EDには「筋肉トレーニング」が効果的です。
とくに筋肉の多い部位を鍛えるのがホルモン分泌には有効なため、「スクワット」「腕立て伏せ」などがおすすめです。
タバコに含まれる「ニコチン」「一酸化炭素」は生活習慣病に大きく関連があります。
ニコチンは、血管を収縮させ血液の流れを悪くし、また中性脂肪の増加要因にもなります。
一酸化炭素は、細胞を酸素不足にし血液がドロドロになるほか、血管壁を傷つけるなどの害があります。
最近は飲み薬を使った禁煙方法もあるので、自分の意志だけでタバコを止めるのが難しい場合などは病院に相談してみるとよいでしょう。
また生活習慣病予防のためにも、病院などで定期的に検診を受け、よりはやく症状を把握し対策をとることが大切です。